読んだ本から

2016年8月20日

虚業: 小池隆一が語る企業の闇と政治の呪縛 ver1.2

期待していたのとは異なる方向で、興味深い情報が多いです。随時更新していきます。

虚業: 小池隆一が語る企業の闇と政治の呪縛

■198Pより

そもそも、小池は97年の出所後に、弁護士の内野経一郎から紹介され、山田と知り合った。小池の記憶によれば、初めて山田の名前を聞いたのは出所後、内野の自宅でのことだったという。

※山田=山田慶一:文化学園理事長大沼淳の娘婿、(株)大都市政策研究センター 顧問

(株)大都市政策研究センター 代表取締役:金子清志:元(公社)日本トライアスロン連合 顧問

内野経一郎弁護士の政治団体→政経科学調査会→全国たばこビル木村太郎議員閨閥の会社、三報(株)内にあった。

木村太郎議員の政治団体は→木村太郎白山会

内野経一郎弁護士の献金先→21世紀改革研究会【仙谷由人】

仙谷議員といえば、小川企業の小川薫と親密で、旅行に行った際に小池氏もいたのでは?
また、仙谷議員は許永中の情報も収集していたらしい。

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2015年4月 9日

プライムシステム問題と巽悟朗大阪証券取引所社長と金融庁市場課長

登場人物は、現在の経済事件でも人脈が続いている実名記載の不朽の名著

兜町コンフィデンシャル―株式市場の裏側で何が起きているのか 「兜町コンフィデンシャル-株式市場の裏側で何が起きているのか」
高橋篤史著

192-193pより

■大証の災難■

「北浜のドン」との異名もとった
光世証券創業者で大阪証券取引所社長の巽悟朗は歯に衣着せぬ発言で知られていたが、経済誌のインタビューでこう語気を荒げていた。
プライムシステムの問題を、一社の経営問題に矮小化させてはならない。今の証券会社、東証の問題点を象徴する事件だと私は思うからだ」(「週刊ダイヤモンド」2003年9月27日号)
 この発言の前段では、プライムシステムをやり玉に挙げて、「あの会社は倒産してもおかしくない」とまで巽は言い切っていた。

 
このインタビューの約三カ月後に巽が急死したことで後任社長となった日本銀行出身の米田道生によれば、実際に巽は当時専務の米田を伴い、金融庁に対してTCS問題の深刻さを直訴したこともあったという。しかし、分厚い資料まで用意して行ったが、対応した市場課長はあまり関心を示さなかったようだ。二人は東証の社外取締役に入っていた日本経済団体連合会会長の奥田碩も訪ねたが、やはり反応は芳しくなかった。

■考察
この金融庁の市場課長は誰だろうと思い、調べてみました。
おそらくこの方でしょう。
現在は、金融庁証券取引等監視委員会におられるようですが……。

霞ヶ関から眺める証券市場の風景(きんざいSTORE)より

大森泰人
1958年生まれ。
1981年 東京大学法学部卒業、大蔵省入省
1995年 大蔵省証券局業務課課長補佐
1996年 大蔵省証券局総務課課長補佐
1997年 大蔵省証券局市場改革推進室長→兼総務課企画官
1998年 東京国税局調査第一部長→金融再生委員会企画官
1999年 近畿財務局理財部長
2001年 金融庁調査室長兼法務室長
2002年 金融庁証券課長→内閣府産業再生機構設立準備室参事官

2003年 金融庁市場課長
2005年 金融庁参事官兼信用制度参事官
2007年 金融庁企画課長
2009年 金融庁証券取引等監視委員会事務局次長
2011年 兼内閣府東日本大震災事業者再生支援機構設立準備室長
2012年 兼復興庁審議官
2013年
 金融庁証券取引等監視委員会事務局長

そもそも、プライムシステムは出資者がキャピタルゲインを得られるように仕掛けられた銘柄だと私は思っています。
プライムシステムの躍進は、同社が当時の会社説明資料で書いているように、官公庁を主として自動封緘システムの売り上げが良かったことです。

その自動封緘システムといえば、特許情報という公的資料で、宝くじ会社との関連が判ります。

(株)タカラパックと封筒組替え丁合帯掛け自動機の特許出願

タカラパック

フロンテック

ビー・ピー・エスとプライムシステム開発

「兜町コンフィデンシャル」より
178p

永田辞任と同じ日付で「報道関係各位」宛てにばらまかれた怪文書には、「プライムシステム社とフロンテック社の陰謀」といういかにも刺激的なタイトルが付けられていた。

フロンテックといえば→ジーアールティマネジメントリミテッド東京サンケイビル

現在の株式市場を見てみると、当時と何ら変わっていないのが、わかる人にはわかります。
その根底にあるのが、ある秘匿情報であるのは想像に難くありません。

すり替えられた日宝業務センター

タカラパックの謎

宝くじが絡むと、サンライズが冠の商号に変わる。

プライムシステム→サンライズ・テクノロジー
シグマ・ゲイン→ユートピアキャピタル→サンライズ工業

■つぶやき
豪閥とそれに仕える銀行支店長、そしてその稼ぎを時に補助するブローカー、事件師、地面師。
上得意の顧客(特にビル所有会社の同族経営者)は破綻すると闇に墜ちるのです。

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2015年2月24日

バチカンの秘密〜見えざる世界帝国の真実【赤間剛】

バチカンの秘密―見えざる世界帝国の真実 バチカンの秘密〜見えざる世界帝国の真実
【赤間剛著】
1985年5月31日 第1版第1刷発行

●第九章 バチカンの対日戦略 362pより

現在日本には五大宗教系列がある。
①神社本庁
②教派神道連合会
③全日本仏教会
④日本キリスト教連合会
⑤新宗教連合会
の五大宗教連合である。
これに加え、最大の新宗教・創価学会(一千万人)がある。

①の神社本庁は全国八万社の旧国家神道の系列で、天皇制復活と強い反共主義を旗印とする右派教団である。

②の教派神道連合会は、同じ神道系ながら反天皇制で政治的には中道路線を行く。

③の全日本仏教会は左右の政治思想があるが、基本的には反共主義である。

④の日本キリスト教連合会はプロテスタント連合体と日本カトリックの二つからなる。前者がやや”左”で、天皇制に強く反対し、後者は”右”的な体質をもつ。日本のカトリックは伝統的に天皇制に親近感を抱いている。

⑤の新宗教連合会は八十五教団(千二百万人の信者)からなる。このうち最大の教団は立正佼成会(五百六十万)とPL教団(三百万)の二つである。新宗教連合会は戦後日本におけるアメリカの占領政策から生れた。新宗教をして、戦前の国家神道という右翼的体質をもつ神社本庁と既成仏教を押さえつつ、反共主義をつらぬくという二重戦略の産物だったのである。

【宗教】バチカン2と立正佼成会と統一教会とか

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2014年3月20日

竹島密約

竹島密約」ロー・ダニエル著

227Pより

竹島・独島問題は、解決せざるをもって、解決したとみなす。したがって、条約では触れない。

(イ)両国とも自国の領土であると主張することを認め、同時にそれに反論することに異論はない。

(ロ)しかし、将来、漁業区域を設定する場合、双方とも竹島を自国領として線引きし、重なった部分は共同水域とする。

(ハ)韓国は現状を維持し、警備員の増強や施設の新設、増設を行わない。

(ニ)この合意は以後も引き継いでいく。

■考察
このように決まっていたので、現状は本件に関する韓国の引き継ぎが不十分ということが問題なだけということです。

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2014年3月16日

小林中とM資金〜読んだ本から

■「内幕 ●日本を操ってきた権力の裏面史」加納明弘+高野孟著 54-55Pより

●政財界M資金コネクション
M資金の日本がわ関係財界人として、消息通にたえず名指しされるのは、
小林中植村甲午郎の二人である。この二人は戦後日本を代表する第一級の財界人だが、奇妙に共通点がある。それは財界人として欠くことのできない重要企業や財閥の背景をもたないで、第一線財界人として活躍しつづけていることである。
……
コバチュウ=小林中のプロフィール
小林中を財界人として育て上げたのは根津グループの総帥
宮島清次郎であった。桜田武(日経連会長)、水野成夫(故人、元国策パルプ社長)らもその一員であった。宮島は吉田茂の東大同期生で、吉田の政治資金を提供して、吉田内閣時代の陰の財界総理といわれた。
……
弱小財閥であるが故に、解体も追放もまぬがれた根津グループは、この時期にGHQとの連携を深める一方、吉田と宮島の結びつきを強めることで、いっきに財界活動の表面に浮かび上がったのであった。
この宮島に推されて小林中が手にした地位が、
初代開銀総裁であった。当時中堅生保会社にすぎなかった富国生命社長の小林が、この金的を射とめたのは、すべて宮島の力といっていい。


小林中参照
閨閥:小林家(富国生命)参照

表舞台裏舞台〜福本邦雄回顧録より

福本 それについては、僕が『中央公論』に「財界人の思想と行動」というのを、二回ぐらい書いていますから、大体その通りです。「コバチュウ・グループ」というのがいて、それが財界と政界との間を仕切っていた。一番初めは、吉田(茂)さんと、宮島(清次郎)さんとの関係から出来たのかな。

--日清紡ですね。

福本 宮島さんが退いて、「コバチュウ」(小林中)になったのかな。「コバチュウ」が、なぜあのグループの筆頭になったかと言うと、当時、彼は富国生命社長から開銀総裁になったわけですから、復興資金を扱っていた。それが、一つの力の源泉だったのではないか。それで、「コバチュウ」が大将で、副将に水野(成夫)がいて、あと永野重雄がいて、桜田武今里(広記)がいた。見習士官が五島昇小坂徳三郎鹿内信隆という連中ですね。それで、財界と政界の間を取り結んで、その代わり、国家的プロジェクトに対する人事は、この連中が完全に握っていた。例えば、国家公安委員、NHKの経営委員、電電公社の経営委員(の人事)は、この連中が握っていた。

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2014年3月12日

安東商店〜兜町コンフィデンシャル拾い読み ver1.1

兜町コンフィデンシャル 株式市場の裏側で何が起きているのか」髙橋篤史著

29Pより

「データファイル」の看板を揚げていた中江の事務所は、「アジア・インベストメント・マネージメント」と名前を変え、96年4月には赤坂にある安東ビルの五階にところを移した。ただ、中江は表には名前を出さない。役員には、かつてレンタルレコード店チェーン「黎紅堂」を経営していた大浦清一など知り合いの人物をあてていた。
 安東ビルを所有するのは在日韓国人が経営する「安東商店」という不動産会社だった。バブル期に都内各地で土地を買いあさっただけでなく、ピカソの名画「軽業師と若い道化師」を高値で落札するなど、借金をテコに業容を急拡大させたオーナー会社だ。しかし、同じ時期の急成長企業がそうであったように、バブルが崩壊するととたんに経営難に陥った。93年9月には社長も急死して、あとに残された未亡人は途方に暮れるしかなかった。弁護士の紹介で債務整理請け負い人として不動産ブローカーが乗り込んできたが、あっという間に経営を乗っ取られてしまった。
 安東商店の経営はさらに混迷を深めた。イトマン事件で保釈中だった
許永中の一派が95年末に経営介入し、不動産ブローカー派とのあいだで睨み合いが始まったのである。安東ビルには得体の知れない会社が次々とテナントとして入り込んだ。全面ガラス張りで上部を斜めに切り落としたデザインの安東ビルは、その異容とともに都内では有名な訳あり物件として知られるようになった。中江が事務所を移したのは、ちょうどそうした時期にあたる。
 最盛期、中江の事務所には四十人ほどの常駐者がいたという。出入りする人物のなかには元衆議院議員の
浜田幸一や元シンガポール大使の三宅和助らの顔もあった。

中江=中江滋樹

■考察
アジア・インベストメント・マネージメントはその後、相互永田町ビルへ移転。

三宅和助→日本カンボディア文化経済交流協会 会長、娘は三宅雪子元議員

安東商店人脈→(NPO)日本空手松涛連盟参照

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2014年1月12日

読んだ本から〜呪縛は解かれたか:その1

呪縛は解かれたか」産経新聞金融犯罪取材班

広告停止の反動
平成十年十月半ば、
内外タイムス社(本社・東京江東区)発行の夕刊紙、内外タイムスに、ある連載記事が掲載された。タイトルは《”黒いハート”第一勧銀の暗部を暴く》。九年に発覚した総会屋への利益供与事件の後も第一勧業銀行の体質に問題があると批判した内容で、連載は六回にわたった。
……
連載が始まる直前の九月末、宝くじの販売を一手に担う第一勧銀は、同紙に長年掲載してきた宝くじ広告の停止を広告代理店経由で通告していたからだった。
第一勧銀がこの広告を打ち切ったのは、内外タイムス社が九月から米国の宝くじの購入を斡旋する業者の広告を掲載し始めたことが原因だった。

■関連記事
ご近所シリーズ64

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2013年12月31日

特務機関長 許斐氏利 ver1.1

■「特務機関長 許斐氏利」牧久著86-88Pより要約
昭和7(1932)年、政友会内で鳩山一郎派と中島知久平派が主導権争い。
愛国学生連盟の許斐氏利に中島派の門田新松議員の暗殺の誘いがあったが、その背後に鳩山に繋がる辻嘉六
許斐は門田暗殺を実行し、負傷させ逮捕されたが、辻嘉六により起訴猶予となる。
この事件をきっかけに戦後まで許斐と辻の親交が続く。

■考察
許斐氏利といえば→東京温泉→銀座ウォールビル

銀座ウォールビルからも創建御堂筋ビルにしっかりハココネしてますね。

そして、銀座ウォールビル東陽監査法人の旧所在地です。

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2013年12月16日

見えざる政府・児玉誉士夫とその黒の人脈 ver1.1

見えざる政府・児玉誉士夫とその黒の人脈」竹森久朝著

56-57P
戦後もしばらくの間、東京銀座六丁目の昭和通りに面したところに「緑産業ビル」があった。そのビルは、四階建てで上屋の外装が中国の王宮風に作られていたので、一時は評判になったものだが、現在は本州製紙の本社ビルが建っている。実は、このビルこそが戦時中、児玉機関の東京事務所に使われていた。
……
「戦後、彼が巣鴨プリズンから出所したあと、一時期ぶらぶらしていた時がある。悪性インフレにかきまわされて、国民が食うのにも困っていたのに、なぜ、彼だけがあの頃、釣三昧の生活を送れたのか。カギは緑産業ビルの地下室にあったんだよ」
 児玉は、東京に送金した日本円をがっしりした鉄箱に詰め直して、
緑産業ビルの地下室に隠匿させたのである。

本州製紙→現在の王子製紙
緑産業ビル→本州製紙本社ビル→王子製紙(株)1号館ビル

王子製紙といえば→(公財)加藤奨学財団

児玉誉士夫といえば→塚本素山ビル

どっちのビルも戦後の隠匿物資絡み。

■つぶやき
半沢直樹の主舞台が電気化学工業に関連する場所なのは?

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2013年12月 6日

読んだ本から〜株式市場の黒幕とヤクザマネー ver1.1

株式市場の黒幕とヤクザマネー」松本弘樹著

イー・トレード証券の立ち上げに関わり、西田晴夫とつきあいがあった著者。
そんな書から「ここは!」と思った箇所を抜粋してみました。

リキッド上場後、社長の大神田が逮捕されたことで「闇」の部分がクローズアップされるが、背景にはこうした経緯があったのだ。ちなみに、黒木に大神田を紹介したのは、船井総合研究所の創業者、船井幸雄だと聞いている。(151P)

リキッド=リキッド・オーディオ・ジャパン(wiki)
黒木=黒木正博
大神田=大神田正文(wiki)

大神田正文(おおかんだ まさふみ、1968年9月12日 - )は、日本の起業家。山梨県出身。マザーズ第1号として上場していた暴力団のフロント企業、リキッド・オーディオ・ジャパン(LAJ)元社長。
堀江貴文三木谷浩史藤田晋折口雅博と共に「5人の若手起業家」の1人として知られていた。

5分の3が事件で失脚してますね。

船井幸雄氏関連記事
船井総合研究所〜wiki拾い読み+
メモ:鈴屋
あすか
ご近所シリーズ14:港区南青山

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