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2011年11月16日

国会質疑:コスモ・イーシー関連by木枯し紋次郎議員

145-参-法務委員会-5号 平成11年04月15日

中村敦夫議員
法務省刑事局長:松尾邦弘

○中村敦夫君 今回の問題は女性スキャンダルというプライベートな問題を発端に出てきてこれだけ大きくなった原因というのは、その背景にある政官財癒着という構造が見えてきたからであると私は考えております。
 検察幹部の交友関係についてちょっとお聞きしたいんですけれども、
検察幹部と民間業者の親睦団体である花月会というものがあります。これは実質的には住友銀行グループと取引業者、こういう人たちがスポンサーになっているわけです。このグループは構造的にいうともう大蔵省官僚の接待グループとダブっているというところに今回の問題の本質があるんではないかと私は考えておるんです。
 
則定さんはノンバンクのECC元会長の中岡信栄さんとの交流があったという報道がありますけれども、これは事実なんですか。

○政府委員(松尾邦弘君) その点は事実と相違しております。

○中村敦夫君 では、全然関係はないということですね。

○政府委員(松尾邦弘君) そのとおりでございます。

○中村敦夫君 それで、則定さんを中心にバックアップをしたいというファンといいますか取り巻きといいますかそういう人々の中で、花月会にも出入りしていた通産省官僚のスポンサーと言われていた石油卸商の
泉井純一さん、この人とも交流があったと言われています。こういう人間関係によって、通産官僚の汚職の問題というのは一度大きく持ち上がったけれども追及があいまいになって打ち切られたという経緯がありますが、これはかなりこの交友が影響したのではないかと言われておりますが、いかがでしょうか。

○政府委員(松尾邦弘君) 当初の雑誌の記載にそのような表現がございました。我々としてもその点の事実関係は重大なことと受けとめまして調べましたが、先ほどの中岡という人あるいは泉井という人と前検事長との交友は一切ありませんでした。

○中村敦夫君 則定さんの女性問題と接待に関連している業者で
佐藤章さん、この方はパチンコ業界の実力者なわけですけれども、パチンコの企業である藤産業というのがありまして、ここに国税の調査が入るということで、それが寸前でとまったということは、やっぱりこの検察官僚と大蔵官僚のスポンサーというのがつまり一緒だったんじゃないか、ですからこういうことになったんじゃないかということに関していかがですか。

○政府委員(松尾邦弘君) 今お尋ねのような事実関係は今回の件では認められなかったということを申し上げております。

○中村敦夫君 この佐藤章さん、この人はイトマン事件の疑惑に登場した
熊取谷稔氏が経営するコスモ・イーシー社の役員だったわけですけれども、則定さんと熊取谷さんとの関係というものはどういうふうになっているんでしょうか。

○政府委員(松尾邦弘君) 佐藤さんがいかなる人脈をお持ちか、あるいはいかなる交友関係をお持ちかということは全く佐藤さんの私的なことでございます。問題は、
前検事長がそこらあたりの認識がどうだったかというのは確かに関係することとは思いますが、その熊取谷と言われる方と佐藤さんが交流があるということについては全く認識はなかった、あるいはそういう事実関係については承知していなかったということでございます。

○中村敦夫君 私は、検察庁の人々がどこへ出入りしようと銀座で飲もうと、それは自由だと思うんです。基本的には、所管の業者ともし話をする必要がある場合は、これは普通の場所で日中、省庁でもいいですから、そういうところできちっと内容の話をすべきであって、接待的な場所でやるということは大変まずいと思うんですが、どうでしょうか。これはずっと続いているんです。それで、そうそうたる法務官僚や検察官僚の名刺がクラブにあるわけですから、これはちょっとまずいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

○政府委員(松尾邦弘君) 今回の報道でも業者とか関係業者というような表現があります。それだけ聞きますと、あたかも法務省あるいは検察庁の職務に関することについての業者というような雰囲気が出るわけでございますが、今回の調査の中で、そういった点で業者と言われる方はいなかったということでございます。
 また、名刺の点でございますが、同期会をこの雑誌に掲載されたクラブで二次会としてやったことはありますが、検察官の名刺はその際使われたものということがいろいろな調査で明らかになっております。そういった名刺を使うことの是非等さらに御疑問もいろいろあるかもしれません。しかし、事実関係はそういうことでございました。

○中村敦夫君 しかし、こうしたクラブの値段というのはとんでもない値段なんです。私は芸能界出身ですからもう数え切れないほど行っておりまして、個人で払えるようなスケールの値段ではありません。三人で行ったとしても、どんなに安くても二十万以下で行けるというような場所ではないんですから、これが全部ポケットマネーでお役人さんが行けるということはあり得ないと思うんです。ですから、こうしたときにはやはりだれかが払っているというのがもう当たり前というんですか、今までのケースである。事実私もたくさんのお役人さんを知っていて事実は知っておりますけれども、
検察に限ってはやはりほかの省庁より相当に倫理というものが要求される場所なんです。
 ですから、どうなんでしょうか、会計予算として検察には交際費というのはあるんでしょうか。例えば則定さんの地位で特別枠とかというものは計上されているんですか。

○政府委員(松尾邦弘君) 会計の費目の中には確かに御指摘のように交際費というものはございます。それで、世間一般から、役人が交際費があるということになると、しかも今回の一連の報道などとそれがドッキングしますと、何かべらぼうな額の交際費をそれぞれ持っておるんじゃないだろうかというふうな感覚が生まれかねないので、あえて申し上げますと、例えば東京高等検察庁の一年間の交際費は幾らかといいますと、十万円ちょっとでございます。
 これは何に使うのかということでございますが、やむを得ない慶弔費の支出等でございまして、これもほとんどが私的に出す領域の話ですが、やむを得ず公務で出す場合をこの十数万円の中からやっているということでございまして、何十万とか何百万というスケールの話でない点はぜひ誤解がないようにお願いしたいと思います。

○中村敦夫君 私はその方が不自然だと思っているんです。つまり、どういう形の親睦会かというのはいろいろ形が違うと思うんです。まあみんな省内で一杯やろうかと、親方さんが連れていってというようなこともありますね。そういうケースもあるし、あるいは非常に何か勉強になる人たちと和気あいあいとどこかで一杯飲みたいというようなケースもあります。ですから、それに応じた良識のあるお金の設計の仕方、予算の設計の仕方が必要だと思うんです。十万円でやっていけるわけはないですよ。それはもっとちゃんとそういう予算をとって明白に報告してやると。
 ですから、予算がないからこそ、こうやって
わけのわからない人たちが出てきてべらぼうな金を払って接待する、それでかたいお役人さんたちは余り行ったことがないので、偉くなってからそういうところへ行くからびっくりしておかしくなっちゃうというケースが多いわけです、これ大蔵省の例なんか見ても。やっぱり若いときからある程度の世の中が見えるような、そうした行動がこそこそしないでできるようなシステムをつくられることを私は勧めたいんですけれども、いかがですか。

○政府委員(松尾邦弘君) いずれにしましても、検察官という職責を考えますと
、世間の人から疑惑を持たれるようなこと、これが仮に私的な領域のつき合いということでございましても、その点については人一倍配慮すべきである。中村委員が御指摘の点もまさにそこにあるんだろうと思いますが、それは今回のことも含めまして肝に銘じていくべきことかと思っております。

○中村敦夫君 終わります。

■補足
日本人がかかえた借金の額と泉井事件の黒幕(外部リンク)より

この事件が報道界を騒がせた97年初め、通産官房長として泉井事件の調査担当官に任命された広瀬勝貞は、省内の全調査をしたそうだが、大山鳴動鼠一匹出ず、という結果を報告し、通産大臣の佐藤信二もまた、官僚たちにお叱りをした程度で、われわれから見れば、全員がほとんど無処分となった。通産大臣だった森喜朗が泉井と会っていた疑惑は重大である。

■メモ
広瀬勝貞→(財)アルゲリッチ芸術振興財団

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