トリックスター〜「村上ファンド」4444億円の闇 ver1.1
昭栄と新日本無線への敵対的TOBの調査で読み始めたのですが、それよりも興味深いものを発見。
カネボウ前社長の小城武彦は同じく旧通産省の勉強会「ビジョンクエスト」のメンバーだった。(P67)
東大法学部、村上と同期で旧通産省に入省した者の中には持永哲志がいる。(P67)
「(ソフトバンク出身でジャックの役員の)平山達大に呼ばれて、渡邉に初めて会ったのは1999年8月だった。通産省で映画を担当していたころに平山はギャガ・コミュニケーションズにいたので、そのときに知り合った。(P166)
※渡邉=渡邉登社長、ジャック=現カーチス(冨田圭潤社長→福井県立藤島高等学校出身
【考察】
通産省官僚ルート、ベンチャー企業家ルート、経済同友会ルートの情報など色んな情報を知ってそうな村上氏ですが、ファンドに投資していた福井・元日銀総裁が富士通総研に一時期いたこともポイントではないか、と感じます。
wikiより、福井俊彦氏の経歴抜粋
1994年 日本銀行副総裁
1998年 同副総裁退任後、富士通総研理事長
2001年 経済同友会副代表幹事
2002年6月 キッコーマン株式会社取締役
2003年 日本銀行総裁
| 固定リンク
「読んだ本から」カテゴリの記事
- 読んだ本から〜呪縛は解かれたか:その1(2014.01.12)
- 一撃の拳〜松井章圭 ver1.3(2011.07.11)
- 虚業: 小池隆一が語る企業の闇と政治の呪縛 ver1.2(2016.08.20)
- 疑獄と謀殺 ver1.1(2012.12.31)
- 取締役宝くじ部長〜勧銀の企画部長(2011.04.05)